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【群馬】

群大、道路標識メーカー共同研究へ 自動運転車との「路車間通信」開発

標識などが交通情報を伝える『路車間通信』のイメージイラスト(アークノハラ提供)

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 車の自動運転技術を研究している群馬大は14日、道路標識メーカー大手の「アークノハラ」(東京都新宿区)と共同研究の契約を結んだ。交通標識など道路側の設備から交通情報を発信して、自動運転車に伝達する「路車間通信」の開発が目的で、完全自動運転車の実用化に向けた道路インフラの調査研究に取り組む。 (石井宏昌)

 群馬大は二〇一六年十月から桐生市内で自動運転の公道実証実験を行い、同年十二月には次世代モビリティ社会実装研究センターを開設し、同市や前橋市などの自治体、関連企業と連携して完全自動運転の技術開発を進めている。

 アークノハラは道路の交通標識や地図・案内標識など道路付帯物の開発から製造、販売までを一貫して行っている。情報通信技術(ICT)を利用し、外国人向けに多言語の案内情報を発信する、歩行者用無線地図標識も既に開発している。

 群馬大の現在の自動運転技術は、あらかじめ地図情報などが組み込まれた車が「目」となる車側のカメラや各種センサーで情報を取り入れ、演算処理して車を制御し、運行している。

 共同研究では両者のノウハウを生かし、交通規制の標識や案内表示など、道路側の設備が交通情報を車に伝え、受け取った車側が自動運転に利用する仕組みの調査や開発に取り組む。契約期間は一九年三月末までで、前橋市の群馬大荒牧キャンパス内に設けたテストコースで、実走実験などを予定する。

 群馬大の担当者は「完全自動運転が普及するには車だけでなく、道路など街のインフラも受け入れ可能にする整備が必要になる。その一つとして路車間通信技術の確立を図りたい」。アークノハラの担当者は「より安全、安心な交通や自動運転技術の実現につなげたい」と話した。

 

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