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【群馬】

「地域性生かした建築」 富岡市役所新庁舎の落成式 設計の隈研吾氏講演

設計の意図を解説する隈氏

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 富岡市役所の新庁舎が完成し二十四日、同所で落成式が開かれた。設計者で、新国立競技場(東京都)の設計を手掛けたことで知られる建築家の隈研吾氏による講演会もあり、新庁舎の設計に込めた意図を解説した。 (原田晋也)

 新庁舎は鉄筋コンクリート柱、鉄骨梁(はり)混合構造の地上三階建てで、延べ床面積は八千五百七十五平方メートル。行政棟と議会棟があり、通路でつながっている。事業費は約四十七億一千万円。

 行政棟の正面玄関は吹き抜けになっており、自然光が差し込む。世界文化遺産の富岡製糸場がある街らしく、カイコが最初に吐き出す太くて硬い糸で、従来は捨てられていた「きびそ」を壁紙に応用した。外壁に並べて取り付けられた細長い板「ルーバー」には、市有林のクリやミズキなどの木材が使われている。

新庁舎落成を祝いテープカットする関係者=いずれも富岡市で

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 落成式では、庁舎前広場の名称が公募で「しるくるひろば」に決まったことが発表され、関係者がテープカットやくす玉割りをして完成を祝った。

 隈氏は講演で「二十一世紀になり世界の建築は地域性を生かす流れに変わっている。新しい富岡市役所が世界の先端を走るものにしようと設計した。たくさんの人が来て、富岡の良さを味わっていただければ何よりだ」と語った。式典後は市民らと庁舎内を見て歩きながら、壁や天井などの工夫を一つ一つ説明した。

 

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