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【群馬】

人見堰の功績たたえる 安中市磯部で仙石公祭典

祭典に参列した関係者ら=安中市で

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 安中市磯部地域の水田約二百ヘクタールに用水を供給する「人見堰(ぜき)」工事を、江戸時代に自身の領地と引き換えに完工させた磯部村領主・仙石因幡守久俊をしのぶ仙石公祭典が四日、同市磯部の頌徳(しょうとく)碑などであった。

 磯部村の水不足を解消するため久俊は、堰用水を計画したが西側隣接地を領地とする吉良家などの反対や妨害にあったという。このため久俊は自らの領地を返上して幕府直轄地工事として一六七三年、堰を完成させた。村人らは久俊に感謝して稲葉大権現として祭り、後に碑が建てられた。

 祭典は、安中磯部土地改良区が、久俊や堰を守り続けてきた人々に感謝の気持ちをささげ、農業の繁栄を祈願するため毎年実施している。同改良区の佐藤克彦理事長が「(堰は)今もとうとうと水が流れる。地域の水需要に応えられるよう維持管理に万全を期す」と述べ、関係者約三十人が遺徳をしのんだ。 (樋口聡)

 

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