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【群馬】

前橋の個人情報流出問題 市に電話相談76件

 前橋市立の全小中学校に通う児童・生徒など約二万五千人と保護者の個人情報が流出した可能性が高い問題で、市教育委員会が開設したコールセンターに四日と五日に計七十六件の電話相談が寄せられたことが分かった。県内では類例のない大規模な情報流出の恐れに、「子どもと自分の個人情報がインターネットに流れているのでは」などと保護者の間に不安が広がっている。 (菅原洋)

 コールセンターは市教委がこの問題を公表した四日午後に開設し、同日は二十八件、五日は四十八件の電話があった。

 主な相談内容は「(流出の恐れがある)自分の金融口座の番号がネットに流れているのでは」「仮に流出した個人情報が悪用されたら、市はどのように責任を取るのか」など。七十六件の中に、実際に個人情報悪用の被害を受けたとの相談は確認できなかった。

 教育ネットワーク対応室に設けたコールセンターは=電027(898)6321。当面の間、土曜、日曜を含む午前九時〜午後五時に受け付ける。

 市教委は近く、保護者全員に謝罪し、個人情報の悪用に対する注意を呼び掛ける文書を発送する。さらに、この問題について学識経験者や専門家を交えた第三者委員会を早急に発足させるように人選を急いでいる。県警も捜査を始めた。

 塩崎政江教育長は四日の記者会見で「(流出の可能性が高い)情報には重要な個人情報も含まれている。痛恨の極みだ。子どもたちと保護者には大変なご迷惑をかけ、深くおわびしたい」と陳謝した。

 一方、市教委がシステムのネットワークなどの管理を委託しているNTT東日本群馬支店は「不正アクセスを深刻に受け止めている。一刻も早い原因究明に向け、市教委の調査協力依頼に全力で取り組んでいる」とのコメントを公表した。

 この問題は個人情報を保管するシステムが外部から不正なアクセスを受け、昨年在籍していた子どもと保護者の氏名や電話番号などの他、教職員約二千六百人を含む二万件弱の給食費用金融口座番号も流出した可能性が高いことが分かっている。

 

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