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【群馬】

前橋の個人情報流出問題 口座情報が標的か 累計2万8200件に拡大

 昨年度に前橋市立小中学校に通った全ての児童・生徒ら約二万五千人と保護者の個人情報がサーバーへの不正アクセスによって流出した可能性が高い問題で、市教育委員会は十九日、新たに過去の児童・生徒ら約二万二千六百人や保護者の個人情報と、給食費用の金融口座情報約八千三百件が流出した恐れがあることが分かったと発表した。口座数は前回公表分と合わせて計約二万八千二百件となり、市教委が保管している全ての口座情報に相当する。この結果、不正アクセスが口座情報を標的にした可能性が高まった。 (菅原洋)

 市教委によると、新たに流出の恐れが分かった個人情報は、二〇一二〜一六年度の中学三年生約一万五千三百人、一七年度の市立幼稚園児約三百五十人、一二〜一七年度の教職員約四千六百人と市から転出した園児・児童・生徒計約二千四百人。園児・児童・生徒の保護者の個人情報も含む。

 金融口座の情報は口座番号、預金者名、金融機関名、支店名、給食費の入出金記録。口座は一二〜一七年度に登録された分で、きょうだいが在籍する場合は同じ口座になるため、個人情報の人数とは一致しない。

 市教委総務課は「(情報を管理する)サーバーには子どもたちの成績なども入っているにもかかわらず、不正アクセスは対象にせず、口座情報は全てが流出した可能性が高い。このため、口座が狙われた恐れがある」とみている。市教委は県内の金融機関に注意を呼び掛けている。

 口座にインターネット・バンキングを利用している場合、出金にはパスワードと契約者番号が必要。仮にパスワードを、今回同時に流出した可能性が高い生年月日や電話番号などに関連する数字にしていた場合は特に流出を警戒する必要がある。

 市教委はコールセンター=電027(898)6321=を設け、今月中は土曜・日曜・祝日(二十一日は除く)を含む午前九時〜午後五時に受け付けている。開設後の約二週間で保護者から約百二十件の相談が寄せられ、口座に対する不安が多いという。

 

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