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【群馬】

<ダミアン・ロブションのBONJOURぐんま> (26)外国人モニターツアー

中之条町のチャツボミゴケ公園で「穴地獄」を見学するツアー参加者

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 三月十七、十八の両日、県内在住の外国人に有名観光地だけではない群馬の魅力を体験し、会員制交流サイト(SNS)で情報を発信してもらおうというJR東日本高崎支社主催のモニターツアーに参加させていただいた。

 初日に向かった高崎市にある中里農場では、「イチゴ狩り」に初挑戦した。もぎ立ての果物を限られた時間で好きなだけ食べられる「果物狩り」は、フランスでは聞いたことがない。「旬」と「食べ放題」を組み合わせた日本ならではの趣向を楽しめた。次は「卯三郎こけし」のこけし絵付け体験だった。うまくできるか少し不安だったが、「名探偵コナン」をモチーフにしたこけしが完成した時の達成感と幸福感は、私の記憶にずっと残るだろう。

 お昼にはおいしい水沢うどんをいただいて伊香保の石段を登り、日本最古の木造湯宿建築、四万温泉の「積善館」へ向かった。その立派なたたずまいと神秘的な雰囲気から、海外で大人気のアニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルでは、とのうわさがあるのも分かるような気がした。

 川沿いののどかな景色を楽しみながら、宿泊先の「四万やまぐち館」に到着。夕食後は「紙芝居」と「上州太鼓」の実演を堪能した。女将(おかみ)さんの司会もユーモアに満ちていて愉快で、同館を利用していたほかの客はもちろん、モニターツアーの参加者たちも群馬の温泉旅館の「おもてなしの精神」を絶賛した。

 二日目は、中之条町のチャツボミゴケ公園で初めてのスノーシューハイキングに挑戦した。「穴地獄」では、雪景色と酸性の水で生息する青々とした「チャツボミゴケ」とのコントラストが見事だった。

 富岡市の国際交流員として就任して以来、群馬のインバウンド促進を目的としたモニターツアーに参加するのは初めてだった。群馬に関する自らの見聞を一気に広めるだけでなく、初めての体験もたくさんできたので、個人的にもとても実り多いツアーになった。 (富岡市国際交流員)

 第2、第4日曜日に掲載します。

 

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