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【群馬】

白根山警戒レベル2に 草津温泉関係者ら GW前に影響を懸念

20日に冬季閉鎖が解除された志賀草津高原ルートだが、22日に通行止めに=20日午前、草津町で

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 草津白根山の白根山(草津町)の噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げられた二十二日、大型連休を控えた麓の草津温泉の関係者らに観光への影響を心配する声が広がった。冬季閉鎖を終えて二十日に開通したばかりの人気観光ルート「志賀草津高原ルート」(国道292号)は警戒レベル引き上げに伴い、八・五キロ区間が通行止めに。関係者からは「早く収束してほしい」との声が上がった。 (石井宏昌)

 警戒レベル2への引き上げで白根山の湯釜火口から一キロ以内が規制区域となり、志賀草津高原ルートの一部も含まれることから、県は二十二日午前七時から当面の間、同ルートの殺生河原駐車場前(草津町)−万座三差路(嬬恋村)の八・五キロ区間を全面通行止めとした。

 志賀草津高原ルートは長野県と草津町を結び、春から秋にかけて周辺観光の人気コース。国道では日本一高い標高二、一七二メートルの地点を通ることで知られ、観光名所の湯釜の近くを通り、雄大な眺望を楽しめる。町によると、関西や中部地方から同ルートを通る旅行客も多く、町を訪れる年間三百万人の観光客の二割ほどが利用するとみられる。

 白根山の南約二キロの本白根山が一月に噴火したことで当初、同ルートの開通が危ぶまれたが、本白根山の噴火警戒レベルが引き下げられ、立ち入り規制区域も縮小したことで通行可能になっていた。

 今回の通行止めに草津町の黒岩信忠町長は取材に「ゴールデン・ウイークを前に残念だが、安全が第一。ある程度の期間は推移を見る必要がある」と理解を示した。その上で「町は常にビジネス優先でなく、科学を第一に判断している。その姿勢は変わらない」と語った。

 草津温泉観光協会の富岡忠幸統括部長は「旅行エージェントや観光客からの問い合わせは現時点では少ないが、志賀草津高原ルートの通行止めが長引くようだと、観光への影響が心配。早く落ち着いてほしい」と話した。

 

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