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【群馬】

お茶とお香の魅力堪能 前橋・臨江閣 日本古来の「競馬香」で競い合う

「競馬香」を楽しむ人たち=前橋市で

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 明治和風建築のたたずまいが色濃く残る前橋市大手町の臨江閣の本館と茶室で「お茶とお香を楽しむ会」(住谷百合子代表)が開かれた。

 香道は香をたいて礼儀や所作を重んじながら香りを鑑賞する日本古来の芸道。香りは「嗅ぐ」とは言わず「聞く」と表現し「聞香(もんこう)」ともいう。一般的な組香(くみこう)は複数の香木を焚きその香りを四季の移ろいを表す二十四節気や古典文学で脚色し「聞き当てる」もの。江戸時代頃から盛んになったとされる。「初音香」「あやめ香」「除夜香」など200種類ほどが現代に伝わる。群馬ならではの「沼田八景香」もある。

 本館で行われたのは京都の葵祭に由来する「競馬香」。参加者を2組に分け香の種類を当てた分だけ人馬の人形を進め競い合う。

 伽羅白檀(きゃらびゃくだん)などの香りが漂う香炉を背筋を伸ばし両手で包み込み鼻に近づけ嗅覚を研ぎ澄まし繊細な香りを聞く。「お先にー」と言って隣の人に香炉を回す奥ゆかしい所作はゆったりとして、味わい深い雰囲気が部屋を満たした。 (粕川康弘)

 

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