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【群馬】

<志尾睦子のそふとフォーカス> (15)パン焼き網との出合い

ここ最近の朝の一そろえ。ここから1日が始まる

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 ここ数年の朝食はもっぱらパンである。家族と暮らしていたころは自然と炊きたてのご飯とおみそ汁が食卓に並んでいたが、一人になってからは朝食抜きの生活が続いた。

 ある時体調を崩して、食生活を見直し、それから朝はしっかり食べることにしている。とはいえ、ちゃんと朝食を作る、までは気が乗らないので、手軽なパンで済ませる。手軽だけどここには少しの楽しみを持ちたいものだと常々思っている。おいしく焼ける、と言われているトースターでパンを焼き、コーヒーは必ずドリップする。紅茶の場合は、茶葉から入れる。

 最初こそ、面倒だと思う時があったけれど、慣れてしまうとどうってことない。おかずはほぼ作らないから栄養的にはよくはないのだろうけど、これが私の朝の定番。

 さて、朝食を彩ってくれるすてきなアイテムを少し前に購入した。かねて欲しい、欲しいと思っていたパン焼きの網だ。なくても困らないけど、あれば気分が高揚する、私にとってはいわばぜいたく品。ふと思い出し、思い切って購入した。料理本やライフスタイル雑誌に必ずといっていいほど紹介される、あのパン焼き網。

 購入初日。ワクワクしてパン焼き網をコンロにかけた。セラミックの板が炎に照らされて赤くなる。網が温かくなった所で食パンを一枚のせる。そろそろひっくり返そうか、と思った所で焦げ臭い。あれと思ったらカチッと音がして火が消えていた。片面黒焦げ。温度センサーのついている優秀なガスコンロ君が火を止めたのである。

 次の日。火の調整をするんだ、と学習して最初から弱火にして再チャレンジ。数分するとまたカチッ。止まる。センサー解除をしても、これがまた止まってしまう。フライパンのように面であれば火の温度が広がってくれるのだろうが、どうやら熱が集中してしまうらしい。

 初日は焦げてしまったが、それでも普段食べるパンより数段おいしい。直焼きってすごい。あしたはもっと上手に焼こう、と朝の楽しみが一つ増えたのである。(続く)

 (シネマテークたかさき総支配人)

      ◇

 第1、第3、第5日曜日に掲載します。

 

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