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【群馬】

ED40形式10号 履歴簿 鉄道博物館に贈る 碓氷峠鉄道文化むら

ED40形式10号電気機関車の写真の前で履歴簿を手渡す上原理事長(右)と宮城館長=安中市で

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 安中市の鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」は7日、保管していた信越本線の碓氷峠で活躍した国産初の電気機関車、ED40形式10号電気機関車の履歴簿(車歴簿)を現在、同車両を展示しているさいたま市の鉄道博物館に寄贈した。同車両が国の重要文化財(美術工芸品)に指定されることから車両との一体保存が実現することになった。

 この日、鉄道文化むらで履歴簿が上原有一理事長から同博物館の宮城利久館長に手渡された。

 履歴簿は車両ごとに1冊作られ、製造年や各種の寸法や機動方式のほか修理・整備の記録や所属した機関区の変遷などが記される。

 ED40形式10号電気機関車は信越本線横川−軽井沢間の輸送需要が増加したことから1921年に鉄道省大宮工場で製造された。軍の要請により44年に現東武鉄道に貸し出され日光軌道線で使用され、そのまま48年に譲渡された。

 それらの経緯を記した履歴簿は横川機関区に保管され、後に松井田町(現安中市)に引き継がれた。99年から文化むらが保管していた。

 履歴簿を受け取った宮城館長は「車両の証しとなるものをいただけ価値が高まる。資料として維持管理していきたい」と感謝の言葉を述べた。上原理事長は「車両と一体で保存し活用してもらえれば」と話した。(樋口聡)

 

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