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【群馬】

前橋市とドコモが協定 情報通信技術を活用、まちづくり推進

AI運行バスのイメージを実演するドコモ従業員=前橋市役所で

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 前橋市とNTTドコモは十日、「ICT(情報通信技術)を活用したまちづくり推進に関する連携協定」を締結した。AI(人工知能)によって路線バスやタクシーより迅速で効率的に配車や運行ができる新時代の乗り合いバスなど、各種実証実験の開始時期を含む導入方針案を今秋ごろまでに策定する。同社が自治体とこの分野で協定を結ぶのは、全国の中核市と県内で初めて。 

 AIを使ったバスは乗客が専用のアプリを入れたスマートフォンから、市が定める最寄りの乗車場所、目的地、人数を入力。その情報がカーナビゲーションを表示するタブレット端末を付けたバスへ送信され、乗客は乗る前にスマホでバスの到着時間や現在バスがいる地図上の位置が分かる。

 沿道の別の乗客たちが同じ時間帯にスマホから乗車するための情報を入力すると、AIがルートを計算して変更し、随時相乗りできる。相乗りにより、別の乗客たちがタクシーやマイカーを使う可能性が減り、渋滞の緩和も期待できる。

 同社のAIバス技術は、東京都や福島県などで買い物客や観光客向けに実証実験を進めており、本年度の実用化を目指している。

 協定ではこの他、市民が救急車を呼んだ場合、自宅や車内から高精細の診断画像を病院へ送信する技術や、人材育成なども想定している。

 市役所で記者会見した山本龍市長と同社の吉沢和弘社長はともに前橋高校の卒業生。二人はこれまで何回か会う機会があり、今回の協定につながった。

 吉沢社長は「市の交通や市街地の活性化に役立ち、(故郷に)恩返ししたいと思ってきた。アイデアを出し、つくり上げた技術を前橋発の技術として他の都市へも届けていきたい」と意欲を見せた。 (菅原洋)

 

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