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【群馬】

日航機墜落事故で息子亡くした美谷島さん 「33年たっても癒えない悲しみ」

空の安全を願って園児と紙飛行機を飛ばす美谷島邦子さん=藤岡市の神流保育園で

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 五百二十人が亡くなった一九八五年の日航ジャンボ機墜落事故で九歳の次男健君を失った美谷島邦子さん(71)が十四日、藤岡市の小学校と保育園で講演し、命の尊さを伝えた。「三十三年たっても癒えない悲しみがある。自分や友人の命を大切にし、一日一日を大事に生きて」と語り掛けた。

 美谷島さんは事故後に遺族らが待機した同市立藤岡第二小や近くの神流保育園を回った。児童や園児に「一人の命の後ろには、たくさんの命がある。健康が一番大事だ」と話した。健君が大阪のおじに会うため一人で飛行機に乗った経緯も紹介し「事故や災害に備えるため日頃から訓練が必要」とも呼び掛けた。

 講演を聞いた同小三年の塩野大晟君(9つ)は「自分が死んだらみんな悲しむ。事故に気をつけたい」と話した。美谷島さんは講演後「子どもたちが命を守ることを考えるきっかけになればうれしい」と笑顔を見せた。

 

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