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【群馬】

児童虐待相談 17年度1140件で最多 「機関連携強化が要因」

 県内三カ所の児童相談所に二〇一七年度に寄せられた児童虐待相談は千百四十件(前年度比八件増)で、九年連続で増え、過去最多を更新したことが県のまとめで分かった。相談件数全体は減少する中での増加で、県児童福祉課は「事件報道などによる関心の高まりや警察、学校、医療機関など関係機関との連携強化が要因」とみている。

 同課によると、虐待種別は言葉による脅しや無視、差別的扱いなど心理的虐待が五百件(44%)でトップ。次いで殴る、蹴る、やけどを負わせるなどの身体的虐待が三百三十二件(29%)、食事を与えなかったり不潔にしたりするなどのネグレクト(放棄)二百七十八件(24%)、性的虐待三十件(3%)となった。

 被害者の年齢は小学生が三百六十三件(32%)で最も多く、三歳〜未就学二百八十六件(25%)、ゼロ歳〜二歳二百二十五件(20%)、中学生百七十三件(15%)、高校生他九十三件(8%)と続いた。主な虐待者は実母五百八十九件(52%)、実父三百四十件(30%)、実父以外の父百二十六件(11%)、実母以外の母十三件(1%)、その他七十二件(6%)の順だった。

 県は本年度、児童相談所の職員や児童心理司を増員、短期預かり里親登録制度を開始するなど相談体制や児童の受け皿を強化。県独自の子育て講座の普及も継続している。県児童福祉課の担当者は「虐待事案に適切に対応するとともに、未然防止や予防支援にも力を入れたい」と話した。 (石井宏昌)

 

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