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【群馬】

前橋の個人情報流出問題 NTT、一部不備認める

 前橋市立小中学校に通った児童・生徒ら約四万八千人と保護者の個人情報が、サーバーへの不正アクセスによって流出した可能性が高い問題で、市教育委員会が業務を委託しているNTT東日本がシステムを設定変更した際の完成試験に一部不備があったと認めていることが二十一日、分かった。同日の市議会教育福祉常任委員会で、市教委が今月上旬に同社から提出された調査状況の報告文書の趣旨を説明する中で明らかにした。 (菅原洋)

 この問題を巡っては、市教委が二〇一五年十月にシステムのサーバーを移動して設定を変更。その後は設定を更新せず、昨夏以降にシステムに不正アクセスが数千回のレベルで繰り返されていたものの、事態を見抜けなかった。

 市教委によると、同社の報告文書には、設定変更の際に不正アクセス対策の面で設計に基づく適切な完成試験をしていなかったという趣旨の記述があった。

 設定変更後の一六年、佐賀県の教育情報システムから県立高生徒の個人情報が不正アクセスによって大量に流出した問題が発生。その際に市教委が同社に対し、佐賀県の事例を挙げてシステムの安全性を確認したが、同社は「問題ない」という趣旨の回答をしていたことも新たに分かった。

 同社の群馬支店は本紙の取材に市教委に報告文書を提出したことは認めた上で「(市教委が設けた)第三者委員会が調査中のため回答は差し控えたい」と話している。

 

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