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【群馬】

<ダミアン・ロブションのBONJOURぐんま> (28)仏の歴史テーマパーク

6500人の観客を収容できるル・ピュイ・デュ・フの古代ローマ風円形劇場

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 この前のゴールデンウイークは、妻の家族を連れて新婚旅行に出かけた。妻を除き、皆さんにとって初めてのフランス旅行だった。地元の古城で開いた披露宴にはフランス側からも親戚二十人ほどが集まった。大西洋海岸での散歩も含め、充実した旅行日程だった。中でも印象深かったのは、間違いなく故郷から南西に車で二時間ほど離れたフランス西部ヴァンデ県にあるル・ピュイ・デュ・フというテーマパークだ。

 昨年四十周年を迎えた。以前紹介した京都の東映太秦映画村の雰囲気に近いが、フランスの歴史を古代ローマ時代から第一次世界大戦まで網羅できるところが大きな魅力だ。歴史にも関心が高い妻の家族に、定番のディズニーランド・パリではなく、同業界からもその独自性やクオリティーの高さが評価され、国際的な賞を複数受賞しているユニークなテーマパークをぜひ体験してほしかったのだ。

 私自身はかつて二回訪れたことがある。新しいアトラクションが毎年のように出ているので飽きることなく、楽しみで仕方ない。今回真っ先に向かったのは、自転する階段席の前に物語の展開とともに繰り広げられる迫力満点のショーだった。

 十八世紀の探検航海を船内から疑似体験できる見学コースは今春オープンしたばかりだったが、臨場感にあふれていた。船の甲板を模倣した天井から水が垂れてきたり、扮装(ふんそう)したエキストラが出てきたりするなど、驚くほどリアルな演出に全員が口をそろえて「本当にすごい」と絶賛した。

披露宴に使った古城

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 昼食はルネサンス様式の立派な建物の中でおいしくいただき、二千年ほど前にタイムスリップしたという設定で、一日に一回しか開演しない古代ローマ風のコロッセオを舞台にした目玉アトラクションを満喫した。

 格闘や猛獣をはじめ、四頭立て二輪馬車レースなどスリルたっぷりの古代ローマの庶民の娯楽を、ストーリー仕立てで楽しめるのはここだけだ。フランスにお越しの際は、のどかな田舎にあるこのテーマパークで、フランスの豊かな歴史を体験してみませんか。 (富岡市国際交流員)

 第2、第4日曜日に掲載します。

 

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