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【群馬】

災害に備え富岡、安中市で訓練

トリアージとともに応急手当ての訓練をする医療関係者ら=富岡市で

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 富岡市と安中市で二十七日、災害に備えるため、それぞれ防災訓練が行われた。富岡市では大地震と大型の台風を想定した総合防災訓練が、安中市では台風やゲリラ豪雨に対する水防訓練が実施され、関係者や市民らが本番さながらに取り組んだ。 (樋口聡)

◆富岡市 市内24会場1万6500人が参加

 富岡市総合防災訓練は、丹生(にゅう)小学校をメイン会場に市内二十四会場で行われた。市、地元消防や警察、医療機関などのほか、国土交通省、県、自衛隊など関連四十四の機関・団体と市民ら合わせて約一万六千五百人が参加した。

 災害時の市民の迅速な避難と市災害対策本部の設置、防災各関係機関との連携など、災害時の初動態勢の検証を目的に毎年実施している。今回は、深谷断層帯を震源とするマグニチュード8・1、震度7の地震発生と、県南部に非常に大型の台風が接近したとの想定で行われた。

 訓練では、地震による家屋倒壊、火災の発生、ライフラインの寸断、台風による浸水被害、土砂災害に対応するため会場となった公民館や学校体育館に開設された避難所に「小あつまり(小グループ)」の住民が避難した。

 メイン会場では、多重交通事故や倒壊家屋から取り残された人の救出、医療機関による負傷者の重症度によって治療の順番を決めるトリアージ・応急手当ての訓練を実施。今回初めて地震発生時に、それぞれが一斉に身を守る行動を取るシェイクアウト訓練も取り入れられた。

応急担架訓練をする団員ら=安中市で

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◆安中市 水防態勢の充実強化図る

 安中市の水防訓練は市水防団(消防団)が同市中宿の消防訓練場で行った。団員や女性防火クラブ員、安中消防署、関係機関などの約450人が参加した。

 訓練は団員らの技術向上や水防態勢の充実強化を図るのが狙い。

 訓練では、炊き出し、救急法、結索の基本訓練の後、大型台風接近による連日の大雨で九十九川右岸の水量が堤防天端に迫ったとの想定で、杭(くい)ごしらえ、土のう作り、積土のうなど一連の水防工法、チェーンソーによる倒木伐開などの応用・想定訓練を実施した。

 訓練本部長の茂木英子市長は講評で「警戒避難態勢の充実を図り、防災対策に万全を期し、いつ起こるか分からない災害に一層の努力と研さんを積まれたい」などと述べた。

 

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