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【群馬】

前橋セクハラ問題 市長会見の動画配信一時停止

 前橋市の四十代の女性嘱託職員が、管理職の男性から宴席で胸をもまれるなどのセクハラ被害を訴えている問題で、市は二十九日、山本龍市長が二十八日の定例記者会見で女性の部署が特定される恐れがある発言をしたとして、市による会見のインターネット上への動画配信を一時的に停止した。山本市長の発言を女性や専門家が疑問視しており、市は「女性本人の意向を聞き、人権上の配慮などから対応した」と説明している。 (菅原洋)

 配信を停止したのは、市が動画共有サイト「ユーチューブ」に開設した市の公式ページに、二十八日の会見を録画して同日夕から掲載した全ての部分。市は二十九日朝に女性の意向を聞き、同日の昼前に配信を停止した。市は問題の部分のみ削除し、それ以外は近く再度配信する方向で検討している。

 二十八日の記者会見では、山本市長がセクハラしたと訴えられている男性が別の不祥事を起こしたことに触れ、不祥事の具体的な内容に言及。市は男性のその不祥事を公表した際に部署名や年齢を含めており、発言から女性の職場が特定される恐れが生じた。山本市長の発言に対し、記者がその場で人権上問題があることを指摘していた。

 それにもかかわらず、市は問題の発言部分を含む会見の動画全体を二十八日夕から配信。この結果、配信の開始から停止までに延べ数十回の視聴回数があったとみられ、市の市政発信課は「もう少し早く対応しても良かったかもしれない」としている。

 女性は本紙の取材に「性的な被害を訴えている私の特定につながる動画を、市が一時的にしても配信したことにあきれている」と話している。

 ユーチューブの市公式ページは、市のホームページにある市長室のページからアクセスできる。市長室のページでは、定例記者会見の数日後に発言の要旨を載せているが、市は要旨でも問題の部分を削る方針。

 

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