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【群馬】

県が環状交差点の導入検討 安中榛名駅前に 県内初、事故減など利点

ドーナツ状の交差点「ラウンドアバウト」=愛知県一宮市で

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 二〇一四年施行の改正道交法で規定されたラウンドアバウト(環状交差点)について、県はJR北陸新幹線の安中榛名駅(安中市)前交差点で、社会実験として導入を検討する方針を示した。今後、地元と調整し、理解を得た上で進める考えで、適用すれば県内で初めてのケースになる。

 三十一日の県議会一般質問で中島聡県土整備部長が明らかにした。

 ラウンドアバウトは信号機のない環状の交差点。交差点中心は基本的に乗り入れできず、外周をドーナツ状に巡る道から接続する道路が延びる。環状路は一方向に通行する。信号交差点に比べ、車の速度が遅くなり重大事故が減ることや一定の交通量の範囲内では信号待ちの遅れが減少すること、地震など災害時に信号機のトラブルによる事故防止などのメリットがある。

 国土交通省では導入の目安として、交差点の一日当たりの総流入交通量が一万台未満、歩行者や自転車が一時間当たり百人を超えないことなどを挙げている。

 県によると、設置には直径二十七メートルの敷地が必要で交差点によっては家屋移転などを伴うことから県内ではこれまで導入されていない。安中榛名駅前交差点は導入の目安を満たし、新たな用地取得が不要という。

 県道路管理課は「地元の理解を得ることが前提で、その上で社会実験の時期など詳細を検討したい。効果検証が目的なので、現状の信号機は設置したまま覆うなど交差点を大幅に変更せずに実施することもある」としている。 (石井宏昌)

 

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