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【群馬】

富岡まるごと 福沢一郎の世界 秘蔵作品 公募・展示へ

福沢一郎(富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館提供)

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 富岡市名誉市民の画家福沢一郎(一八九八〜一九九二年)の生誕百二十年を記念し、市は今秋、企画展を開催する。個人や企業が所蔵する福沢作品を公募して展示するほか、富岡製糸場など市中心部に作品のパネルを掲示する。担当者は「福沢作品で市内を丸ごとうめつくし、その画業に改めてスポットを当てたい」と意気込んでいる。(大沢令)

 企画展は「福沢一郎生誕百二十年展−富岡まるごとフクザワ−」。会期は九月十五日〜十一月十一日。

 公募する作品は、福沢一郎の油彩、版画、デッサンなど。七月二十二日まで募集し、市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(同市黒川)の一階市民ギャラリーで特別展示する。秘蔵作品を公募して展示する企画展は珍しく、担当者は「生誕の地ならではのイベント」と説明する。県内外から六十点以上が寄せられているという。

 同館は寄託、借用分を含め油彩や版画、デッサンなど約三百八十点を管理しており、企画展では公募のほかに、他館の作品も含めて約八十点を展示する。

 このほか、絵画など代表的なものを中心に作品のパネルを作り、富岡製糸場東置繭所で展示するほか、市中心部に掲示する予定。市民にイベントを告知するうちわも作り、生誕百二十年を迎える節目のイベントを盛り上げる。

 桜井豪樹館長は「福沢作品の公募で、これまで秘蔵されて世に出なかった珍しい作品が見つかる可能性もある。この機会に、福沢先生の画業にもう一度目を向けてほしい」と話した。

 公募への問い合わせは同館=電0274(62)6200=へ。

 <福沢一郎> 旧富岡町(現在の富岡市)生まれ。東京帝国大学に入学後、渡仏。超現実主義(シュールレアリスム)絵画の紹介者として広く知られる。神話や聖書、歴史をテーマとした壮大な作品を数多く発表した。文化勲章などを受章、名誉県民にも選ばれた。

 

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