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【群馬】

重度障害者の入院時食事代助成 一定の所得で自己負担へ

 県は五日、重度心身障害者の入院時の食事代(食事療養費)について、自己負担額を無料としている現行の県福祉医療費支給制度を見直し、二〇一九年度から、一定の所得以上の場合に負担を求める方針を明らかにした。実施主体の市町村の理解を得られたとしている。

 県は中学生以下の子どもや重度心身障害者、母子・父子家庭、親のない児童らを対象に、医療機関で外来や入院した際の医療保険の自己負担額について、国の助成に加え、県と市町村が二分の一ずつ負担して無料にする福祉医療制度を実施している。

 だが、福祉医療費が増加傾向にあることから、県は有識者らの検討会を設け、見直しを議論している。重度障害者の食事療養費見直しもこの一環。入院患者は治療の一環として助成対象だったが、在宅や老人福祉施設などでは自己負担となるため、公平性について問題を指摘する意見もあったという。

 食事療養費について、母子・父子家庭は既に所得制限があることから見直し対象とせず、中学生以下の子どもは子育て支援や少子化対策の観点から現状通り助成を続ける。五日の県議会一般質問で、県健康福祉部の川原武男部長が答弁した。

 県によると、一七年度の福祉医療費(県予算ベース)は約八十三億円、一八年度は約八十五億円で、市町村分を加えると、この倍になる計算という。有識者らによる検討会は昨年二月から五回開き、今後、他の医療費負担についても議論し、最終報告書をまとめる。 (石井宏昌)

 

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