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【群馬】

似顔絵こけし 渋川の独自商品が好評 アニメ風の表情が「かわいい」

知人の孫を模した似顔絵こけしを手に持つ絵付け担当の戸鹿野美和さん=渋川市で

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 渋川市のこけしメーカーのオリジナル商品「似顔絵こけし」が好評だ。客の写真を見て、小ぶりなこけしに顔を細かく描くオーダーメード。アニメ風の表情が「かわいくてそっくり」と口コミなどで広がった。結婚、還暦といった祝い事、友人らへの贈り物に使われているという。

 県内は原料の木材が豊富で、乾いた気候も加工に適し、こけし生産が盛ん。伝統的なこけしは丸い頭、円筒状の胴で着物姿の女の子などが描かれているが、群馬は自由な形や絵柄の「創作こけし」作りが多い。

 似顔絵こけしもその一つ。製造、販売する「田村工芸」の田村昇代表(67)が、こけしの即興絵付けを見て着想した。開発に試行錯誤を重ね、二〇〇五年に売り出した。

 特に人気なのは新郎新婦を模した「ウェディングこけし」だ。愛らしさが晴れの日にぴったりだと受けた。ほかにも多様な似顔絵こけしを作る。服装まで描き込んだり帽子や手足を付けたりといった要望に細かく応え、地道に客を獲得した。

 似顔絵こけし作りは一カ月約五十体が限度。結婚式シーズンの五〜六月、十〜十一月はそれを超す注文で、生産が間に合わないほどだ。

渋川市の「田村工芸」が製造する似顔絵こけし

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 絵付け担当の戸鹿野美和さん(42)はこつを「しわの描写などは極力避ける。特徴や年代は目鼻口とそれらの微妙な配置で表す」と説明する。

 田村代表は「プロ目線の逸品にこだわらず、お客さまの要望を聞き、その時代に愛され喜ばれるものを作りたい」と話す。

 値段は高さ約十二センチの小サイズで一個二千五百円(送料別)から。注文、問い合わせはメールinfo@nigaoe-kokeshi.com、電話0279(23)3474。

 

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