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【群馬】

みなかみ町長セクハラ問題 共産議員が辞職願 党決定従わず「反対」

 みなかみ町の前田善成町長(50)が女性にセクハラしたとされる問題で、町長の不信任決議案に反対した共産党の町議一人が六日、議長に議員の辞職願を提出した。「一身上の都合」としているが、地元の共産党利根沼田地区委員会は「不信任決議案に賛成するという党の決定と異なる態度で、町民の信頼を損ねた」とする声明を出し、引責辞職を求めたことを明らかにした。党の決定に反して決議案に反対した理由は不明確で、セクハラ問題は議会を巻き込んで混迷を深めている。 (石井宏昌)

 辞職願を出したのは同議会の共産党議員団長だった林誠行町議(68)=三期目。町議会事務局によると、議会が閉会中のため、辞職願は小野章一議長が預かり、対応を検討中という。

 セクハラ問題では、五日の町議会(定数一八)で町議から町長に対する不信任決議案が提出され、賛成十二、反対六で否決された。林町議ら共産党町議二人は反対に回った。可決には十四人の賛成が必要だった。

 党利根沼田地区委員会によると、町議会を前にセクハラ問題への対応を協議し、不信任決議案に賛成し、町長の辞任を求めることを決定。林町議からも異論はなかったという。ところが町議会で林町議は反対討論もしていた。地区委員会で林町議らから事情を聴いたが、反対に転じた明確な理由は分からなかった。地区委員会の常任委員は「『当時は混乱していた』『反省している』などの心境は語ったが、これといった理由は聞けなかった」と話した。

 もう一人の町議は今春初当選したばかりで「議員団長に引っ張られた部分が大きい」として党内処分にとどめた。

 党利根沼田地区委員会と党県委員会は声明で町民らにおわびした上で「町長の辞職を求める活動に努める」とした。

 

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