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【群馬】

白根山噴火警戒レベル引き上げの草津町 経済緊急対策本部 13日に設置

5月のGW後、観光客が減っている草津温泉街=草津町の湯畑で

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 草津白根山の白根山の噴火警戒レベルが引き上げられた草津町で、観光への影響が広がっている。町によると、観光コースとして人気の「志賀草津高原ルート」(国道292号)が一部通行止めになった影響などで、麓の草津温泉では五月のゴールデンウイーク(GW)後、入り込み客数が前年比で二割ほど減少。町は「町経済の危機的状況」として十三日、観光関係団体と町経済緊急対策本部を設置し、今後、対応を検討していく。 (石井宏昌)

 対策本部は町観光施設などの指定管理者になっている草津温泉観光協会や草津観光公社のほか、オブザーバーとして草津温泉旅館協同組合、町商工会などが参加し、現状を報告して対策などを話し合う。当面は毎週一回開く予定だ。

 草津町では一月、白根山から約二キロ離れた本白根山が噴火し、一時、宿泊キャンセルが相次ぐなど観光面に影響が出た。その後、本白根山の噴火警戒レベルが引き下げられ、心配されていた志賀草津高原ルートの冬季閉鎖解除も例年通り四月二十日には開通し、観光関係者らに安堵(あんど)が広がった。ところが二日後の同二十二日、今度は白根山の噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げられ、高原ルートは一部通行止めになった。

 県のまとめでは草津温泉のGW期間中の入り込み客数は前年同期比3%増だったが、町によると、その後、宿泊客や日帰り湯など観光施設の利用者数に影響が広がり、入り込み客数の減少が続いているという。

 このため町は六〜九月末の限定で、ふるさと納税の返礼品として町内の宿泊施設などで使える「くさつ温泉感謝券」の返礼割合を三割から四割に引き上げ、てこ入れを図った。黒岩信忠町長は「関係団体で認識を共有し、統一的に対応する必要がある。対策本部で協議し、スピード感を持って対処したい」と話した。

 

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