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【群馬】

県教委、落下危険箇所など点検を 地震安全対策の徹底通知

市立南小学校のブロック塀を点検する市職員=高崎市で

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 県南部を震源とする十七日の地震や大阪府の十八日の地震を受け、県教育委員会は公立学校と市町村教委に対し、落下危険箇所の点検など学校の安全確保対策の徹底を通知した。県教委の笠原寛教育長は十九日の会見で「あらためて子どもたちの命が失われることのないよう安全確保をしっかり考えていく」と語った。

 大阪府北部を震源とする地震では高槻市の小学校のブロック塀が倒れ、下敷きになった小学四年の女児が死亡した。被害を受け、政府は全国の小中学校のブロック塀等の緊急安全点検を通知する方針を決めた。

 県教委健康体育課によると、学校の安全点検について、県立学校では各校の教室や体育館など建物、門、塀、運動場などの施設について安全点検表に基づいて原則月一回、管理職らが目視で点検し、学期ごとに県教委に報告。市町村教委にも同様の点検を各校で実施するよう依頼している。

 ただ月一回の点検は子どもたちが日常的に使用する場所が中心。塀も点検項目だが、子どもたちが日ごろ近づく箇所が重点になり、現状で全てを毎月点検しているケースは少ないとみられる。目視点検では破損や老朽化でひびが入るなど外見から分かるケースは対応できるが、構造的な不具合などについて、同課は「現行の点検では判断が難しいのではないか」という。

 県教委は「大阪府の地震だけでなく、県内を震源地とする大きな地震もあった。県内では幸い大きな被害はなかったが、文部科学省の通知を受け次第、すぐに指示に沿った点検を行い、安全確保に努めたい」としている。 (石井宏昌)

◆高崎市、市内全域でブロック塀、緊急点検へ 

 県南部を震源とする地震や大阪府北部で震度6弱を観測した地震を受け、高崎市は十九日、倒壊などによる被害を防ごうと市内全域でブロック塀などの緊急点検に乗り出した。

 小中学校をはじめとした約九百の市有施設や、道路に面した個人所有のブロック塀と屋根瓦を対象に、職員が回って目視で点検する。市立南小学校(同市八島町)では同日夕、市職員が通学路に面したブロック塀の高さや傾きなどをチェックした。

 緊急点検の結果を受け、危険なブロック塀などの所有者には注意喚起し、耐震化のための屋根の改修や塀の除去・改修に関する市の助成制度を周知する。 (大沢令)

 

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