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【群馬】

おおた金山中学校 3年目の入学式 学び直して生き生き

入学式に出席した受講生ら=太田市で

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 学習意欲のある高齢者らの学び直しを支援する、太田市の「おおた金山(きんざん)中学校」の入学式が二十日、教室となる、ものづくり研究機構イノベーションセンター(本町)で行われた。四十五歳の男性から八十三歳の女性まで五十九人が出席。教室は若い世代との話題を共有したい、歴史を学び直したい、と目的意識を持ったシニアで埋まった。(粕川康弘)

 同校は二〇一六年度に市が開校。好評を受けて本年度が三年目になる。受講は単年度だが、本年度初めて受講する人が十七人、継続する二年目と三年目の受講生がそれぞれ二十一人いる。

 性別は男性十九人、女性四十人で、平均年齢は七十歳。来年三月まで実際に中学生が使う教科書で国語と社会の授業が週三日ある。

 担任の先生役の講師は国語が高柳薫さん(63)、社会が高田一(まこと)さん(63)。二人とも教職に就いていた経験者で、「人生の先輩方から教わる事も多い」と開校時から講師を務めている。高柳さんが「皆さんの知的好奇心に応え学習意欲を持続させたい」と言えば、高田さんは「三年目の生徒さんに同じことは言えないのでこちらも勉強仕直しです」と張り切っている。

 最前列に座った、本年度初受講の山田浩さん(74)は「私の中学生時代は六十年前。ただのお爺(じい)ちゃんではなく、中高大、六人の孫たちと今の話題で話したい」と具体的な受講動機を話した。三年連続で受講する浦野郁子さん(76)は「歴史が分かると大河ドラマを見てもとても面白い。先生方の教え方も上手で、今年も刺激を受けに来ました」と学ぶ意欲の強さを感じさせた。

 同校には日直やラジオ体操もあり、秋には東京方面への修学旅行も予定されている。

 

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