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【群馬】

カルタで子どもの権利学ぶ ちがっていいんだ あなたとわたし

子どものけんりカルタをする子どもたち(群馬子どもの権利委員会提供)

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 市民団体「群馬子どもの権利委員会」は、子どもの権利条約の精神を楽しく遊びながら理解してもらおうと同委員会が作った「子どものけんりカルタ」を使った、出前授業・教室を開く学校やサークルなどの団体を募集している。出前授業・教室は委員会のメンバーがカルタを持って出向き、無料で実施する。 (竹島勇)

 同委員会はこれまでも子どものけんりカルタを使った出前授業・教室を玉村町の小学校や各地の子ども食堂で実施してきた。「最近、児童虐待やいじめなどの事件が続く中、今後は県内全域のさまざまな場で開くことで、子どもの権利条約について子どもにも大人にも理解してほしい」と同委員会事務局長の加藤彰男(てるお)さんは話す。

 条約で守るよう定めた「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の中でも、子どもたちに身近なことを理解しやすいように、と読み札の言葉にした。絵札は内容をイメージしている。

 通常の大きさのものと、A3判の大きさのジャンボカルタがある。対象はおおむね小学生で、カルタ遊びとメンバーによる権利や人権などについての解説付き。時間は四十五分から一時間程度だが、対象者や状況に応じて柔軟に対応する。

 参加した小四の女児は委員会に「『ちがっていいんだ あなたとわたし』が、とても好きです。何でかというと、一人一人ちがっていいんだな、自分らしくいればいいんだなと思えるからです。楽しかったし、心にささった言葉がたくさんありました」と感想を寄せた。

 委員会では開催団体を学校、学童クラブ、サークル、子ども食堂などを想定しているが、加藤さんは「そのほか、どこへでも出前いたします」と広く募集している。申し込み、問い合わせは加藤さん=電0270(20)2059=へ。

カルタの絵札の1枚(群馬子どもの権利委員会提供)

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◆読み札の例 

(あ) 遊びは子どものエネルギー

(か) 各地の学校に子どもの権利を

(さ) 差別されない差別もしない

(た) たばこは吸わないからだに悪い

(な) 長い人生自分できめる

(は) はっきり伝えて子どもの意見

(ま) まちがいなんてだれにもあるよ

(や) やさしい心で支えあう

(ら) 乱暴するなよ話せばわかる

(わ) わかってほしい子どもの心

<子どもの権利条約と「カルタ」> 「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」は、子どもの基本的人権を国際的に保障するための具体的な事項を定めた。1989年の国連総会で採択され、90年に発効。日本は94年に批准した。群馬子どもの権利委員会は90年代からカルタを作ってきたが改定を重ね、現行の新版・オールカラー「子どものけんりカルタ」を2014年1月に発行した。

 

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