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【群馬】

171事業所中95事業所で法令違反 群馬労働局、重点監督結果を公表

 群馬労働局は昨年十一月の「過重労働解消キャンペーン」で、過労死に関する労災請求があった事業所や若者の「使い捨て」が疑われるブラック企業など百七十一事業所を重点監督した結果を公表した。六十事業所(35・1%)で違法な時間外労働があり、賃金不払い残業などを加えると労働基準関係法違反は、半数以上の九十五事業所(55・6%)に上った。いずれも是正勧告した。

 違法な時間外労働があった事業所のうち、月八十時間を超えていたのが二十七事業所(45・0%)あった。うち月百時間を超えるのが二十事業所あり、月二百時間超も一事業所あった。

 是正勧告を受けた事例では、運輸業で労働者二人に対し、時間外労働協定の特別条項協定書で定めた上限の月八十時間を超える時間外労働を行わせ、最長で月百六十四時間余りの時間外労働をさせた。勤務時間の間に法定の休憩時間も与えず、雇い入れ時や常時深夜業務に従事する労働者の定期健康診断も行っていない違反もあった。

 脳・心臓疾患の発症前一カ月間に約百時間、または発症前二〜六カ月間に月約八十時間を超える時間外・休日労働があった場合、業務と発症との関連性が高いとされている。群馬労働局は「長時間労働の是正に向け、今後も積極的に取り組む」としている。 (石井宏昌)

 

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