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【群馬】

ベイシア電器を消防法違反で指導 商品棚配置で避難困難

 前橋市消防局が、同市鶴光路町の家電量販店「ベイシア電器前橋みなみモール店」に重大な消防法違反があったとして、市のホームページで公表した。四月から多数が出入りする建物を対象に同法違反の公表制度が始まって以来、市が公表したのは初めて。県内では四消防が六月末までに計十数カ所を公表しているが、大手企業の大型店舗名が明らかになるのも初めて。 (菅原洋)

 制度は店舗、宿泊施設、病院、社会福祉施設などを対象に、消防が立ち入り検査して法令違反があった場合、通知から十四日が経過しても改善がなければ名称を公表する。

 消防庁によると、県内では人口の多い高崎市等広域消防局と桐生、伊勢崎、太田各市の消防本部が公表を始めている。

 前橋市消防局とベイシア電器などによると、同店は二〇一〇年末、北関東道の前橋南インターチェンジ近くの敷地にある大型商業施設「パワーモール前橋みなみ」の一角に開業。平屋の店舗面積は約二千五百平方メートル。開業当時は法令違反はなかったという。

 しかし、消防局が今年に入って立ち入り検査した結果、店舗の外に面するガラス部分近くに商品棚などが置かれ、火災時に消防隊員がガラスを割って店内へ入ったり、買い物客が避難したりするのが難しくなっていた。こうした状態で必要なスプリンクラーもなかった。

 このため、消防局は六月中旬ごろ、同社に立ち入り検査の結果通知書を交付して行政指導したが、十四日たっても改善が確認できず、同二十八日に公表した。

 同社は六月末、消防局へ改善報告書を提出。今月初めにスプリンクラーは設置せずに、既にガラス部分と商品棚などを離して通路を確保し、適法で安全な状態に改善したという。消防局が現地で安全性を調査し、既にホームページから削除している。

 同社は県内を中心とする流通大手「ベイシアグループ」に属し、県内外で十五店舗を展開。今年二月期の売上高は百六十億円で、従業員は約三百人いる。

 同社の広報担当者は「お客さまにご心配を掛け、申し訳ない。あってはならないことであり、今後は社内のチェック体制をしっかりしたい」と話している。

 

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