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【群馬】

差別と人権の歴史学ぼう 重監房資料館 ハンセン病史ツアー募集

ツアーの予定ルートにある基礎部分が残った重監房の跡地=草津町で

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 草津町の重監房資料館は、隣接する国立ハンセン病療養所「栗生(くりう)楽泉園」と町内の関連史跡を巡るウオーキングツアー「初めてのハンセン病史−もうひとつの草津温泉」を8月に4回予定し、参加者を募っている。ツアーは初めての企画で、参加費は無料。参加者にあまり知られていない差別と人権の歴史を学んでもらうのが狙い。 (菅原洋)

 ツアーは専門的な研修を受けた二人のボランティアガイドが引率し、草津温泉バスターミナルを徒歩で出発。かつて湯治に訪れた患者たちが集まった旧湯之沢地区や、患者たちを支援した女性の生涯を伝える「リーかあさま記念館」などを回る。

 続いて楽泉園内へ入り、重監房の跡地、資料館、差別から故郷で眠れない元患者たちの納骨堂、主に元患者たちの生活品を展示する社会交流会館などを巡る。十四カ所に寄り、歩く距離は計数キロとなる。

 重監房は一九三八(昭和十三)年に建てられ、終戦後までに逃走など理不尽な理由で患者延べ九十三人を収容。真冬は氷点下二〇度近くになる室内で粗末な食事しか与えられず、二十三人が死亡したとされる。

 日程は四、十二、十八、二十六日で、各日午前十時から午後四時ごろまで。定員は各十人で、先着順で受け付ける。小雨の場合は実施し、昼食は弁当を持参する必要がある。

 資料館の北原誠主任学芸員は「患者たちの歴史にまつわる町内の知られざる史跡を巡り、観光だけではない、温泉の歴史に思いをはせてほしい」と参加を呼び掛けている。

 事前予約が必要で、問い合わせは資料館=電0279(88)1550=へ。

 資料館はツアーとは別に、八月四〜二十六日、草津温泉バスターミナルと資料館の間で無料のジャンボタクシー(定員約十人)を毎日片道で一〜三便運行する。六、十三、二十日は運休。問い合わせは資料館へ。

 

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