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【群馬】

エンディングノートを希望者に無料配布 渋川市

「マイエンディングノート」の表紙

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 渋川市は、終活に役立ててもらおうと、健康なうちに必要事項を記入しておくエンディングノートを作成、希望する市民に配布を始めた。市と株式会社ホープ(福岡市)との官民協働事業で、ホープ社が終活関連事業者等の広告枠を設けることで作成費用を調達し、市は無償で提供を受けた。市によると自治体が官民協働事業でエンディングノートを発行するのは県内で初めて。

 同市は市民の3割以上が65歳以上と高齢化率が高くなっている。市高齢福祉課によると、「現在は健康でいるが、今後、病気等により自分の希望するように医療や介護を受けられるのか不安だ」「家族に伝えておくことをまとめておきたいがどのようにしたらよいか分からない」という市民の声が多く聞かれるという。また、福祉サービス等の申請時に、サービスを受ける人が自己判断ができなくなっていてサービス提供の難しい事例もあるという。このため住民サービスの向上と地域包括ケアシステムの円滑な運営のために発行を決めた。

 名称は「マイエンディングノート」。病気になった時に病名や余命の告知についての希望の有無や、延命治療を希望するのかしないのかを選んでおく欄がある。自分が判断できない場合を想定して、意見を聞いてほしい人の名前と連絡先を記入しておく欄がある。

病名や余命の告知や延命治療などについての意思を記入するページ

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また、家族・親族をはじめ友人らへのメッセージを記入しておく欄や不動産、預貯金など資産の内容などを細かく記入する欄もある。

 初年度の本年度は1000部を発行。希望者には高齢福祉課の窓口で配布。地域包括支援センター職員等が高齢者宅を訪問した際にも説明をした上で希望者に配布する。また介護予防の講座やイベントなどでも配布する。市民団体などと連携し、ノートを有効活用してもらうための講座等を開く方針だ。 (竹島勇)

 

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