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【群馬】

亡夫への思い 歌に込め 日航機事故遺族が制作・初披露

日航機墜落事故の遺族と制作した歌を、箕面市立東小の児童らと合唱する歌手の北川たつやさん(手前)=大阪府箕面市で

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 一九八五年の日航ジャンボ機墜落事故で夫を亡くした大阪府箕面市の谷口真知子さん(70)が、悲しみを乗り越えた自身の経験をテーマにした歌「茜空(あかねぞら)」を歌手北川たつやさん(33)と制作し、十八日に地元の箕面市立東小で児童らの合唱にのせて初披露した。八月、CDを発売する予定。

 「涙は枯れることはないけど 失った以上に新しい光が差した 幸せなときありがとう」。披露会で六年生約九十人と北川さんが力強い歌声を響かせた。亡き夫への感謝を込めた前向きな歌詞。題名は事故が起きた八月十二日の夕暮れ空にちなんだ。

 谷口さんは夫の正勝さん=当時(40)=が機内で紙袋に残した「子供よろしく」との書き置きを支えに二人の息子を育て上げた。二〇一六年には事故後の家族を描いた「パパの柿の木」を出版。一七年十一月、読み聞かせに訪れた東小で北川さんの演奏会を鑑賞し、作詞作曲を依頼した。

 北川さんは打ち合わせを重ねて谷口さんから当時の話を聞き、四月には事故現場・御巣鷹の尾根(上野村)に登山。「事故を知らない世代でも共感できる歌」を目指し、曲を書き上げた。

 合唱に参加した藤井椛さん(11)は「前向きになれる歌で気持ちがすっきりした」とはにかんだ。谷口さんは「子どもたちが生き生きと歌ってくれた。歌で命の大切さを伝えたい」と話した。

 

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