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【群馬】

川の中で「清流読書」 桐生川

桐生川で読書する親子ら=桐生市で

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 桐生市梅田町の桐生川でせせらぎで涼みながら読書を楽しむイベントが二十一日、あった。今夏で五年目となった「清流読書」で、親子連れら六十九人が参加した。

 流れる川にいすを置き、思い思いの本を広げる。岩に腰掛ける人や足を水に漬け立って読む人も。桐生市内の気温計は三十度を超えたが川の水温は十五度だ。

 父親と初めて参加した市立神明小学校四年の荻野詠人(えいと)君(9つ)は夏休みの課題図書「山田県立山田小学校」(あかね書房)を持ち込んだ。「ああ、川の水が冷たくて気持ちいい」と声を上げたが、涼しさに慣れると「ふだんより本の中に入り込めた」と教えてくれた。

 主催した未来創生塾の宝田恭之塾長は趣味の渓流釣り中に「清流読書」のアイデアを思い付いたと明かした。「ほうらこの景色、この川の音、一回やったらやめられませんよね」と満足げな笑顔になった。

 「本物の贅沢(ぜいたく)をして心を養い、人間力を高めてほしいんです」と続けた。宝田さんは群馬大学大学院理工学府環境創生部門特任教授の肩書も持つ。未来創生塾は親子がさまざまな体験や活動を通じて感性を育むことを願い群大や桐生市、地元企業が連携し二〇一二年に始めた。 (粕川康弘)

 

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