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【群馬】

「五常の鐘」鳴り響く 沼田高校 シンボルつるす鐘楼完成

テープカットする関係者=沼田市で

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 一八九七(明治三十)年創立の県立沼田高校(林匡宏(まさひろ)校長)のシンボル「五常の鐘」をつるす鐘楼が完成した。

 同校同窓会(井熊開三会長)の学校創立百二十周年記念事業の一環で建設した。

 同窓会員と生徒の計約二百人が、鐘楼が建てられた正門東側で「沼高奉祝歌」や校歌を斉唱して完成を祝った。

 儒教に由来する「仁 義 礼 智(ち) 信」の文字が刻まれた鐘は、一九二八(昭和三)年完成の現校舎(国の登録有形文化財)の最上層に設置されていたが、戦時中の物資供出で姿を消し、創立百年記念事業で復元された。

 高さ約百二十センチ、直径約七十五センチ、重さ約七百キロの大鐘に「仁」、四口の小鐘に「義」「礼」「智」「信」がそれぞれ刻まれている。同校はこの五つの徳目を生徒が守るべき生活規範とし、学業や部活動などに精励することを生徒育成の目標としている。

 同窓会は当初、元の位置への鐘の設置を検討したが耐震上難しいため断念。最上層をイメージした、御影石とコンクリート製の高さ約四・五メートル、幅と奥行き各約三メートルの鐘楼を新たに建設した。鐘は入学式や卒業式などの式典や、慶事の際に鳴らされるという。

 二十日の落成式で生徒会長の生方秀磨(しゅうま)さん(二年)は「学校にとって歴史的な瞬間に立ち会えた。鐘は五常の教えを伝え、鐘の音が聞こえたら教えの一つ一つを心の中で唱えたい」とあいさつした。同窓会員や学校関係者は「一つでも多く鐘が鳴るように期待している」と生徒の活躍を願っていた。

 

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