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【群馬】

障害ある子と心に残る一枚 家族と一緒に笑顔でチーズ

写真スタジオ「キラバ」で松本えり奈さんが撮影した高橋純子さん、長女一花ちゃん、次女実花子ちゃん

写真

 高崎市のカメラマン、松本えり奈さん(39)は自身の写真スタジオ「キラバ」に、障害のある子どもと家族を撮影する専用スタジオを新たに設けた。集中するのが難しかったり、撮影中の振る舞いを心配したりして、スタジオ撮影を敬遠する家族に気兼ねなく来てもらい「ずっと思い出に残る笑顔を撮りたい」と語る。

 企業広告やイベント撮影を手掛けることが多い松本さんは今年二月、障害のある子どもを持つ母親を支援する高崎市の団体「iitoko(いいとこ)」で、撮影のボランティアを始めた。

 そこで母親の一人が「時間がなくて、こんな写真しかない」と見せてくれたのは、子どもの顔を無理にカメラに向けさせた、不自然な写真だった。「子どもの天使のような表情を、私が撮る」と心に決めた。

 六月中旬、松本さんはオープンの準備が整ったスタジオに「いいとこ」で知り合った高橋純子さん(33)と長女一花ちゃん(7つ)、次女実花子ちゃん(4つ)を迎えた。姉妹のうち一花ちゃんは、脳と手足に障害がある。

 「ドーナツ食べる? ジュースは? この花きれいでしょ」。松本さんは姉妹が慣れるまでカメラを持たず、花やクッションで遊びながら声を掛けた。一時間かけて撮った写真には、笑顔の母娘三人が。高橋さんは「事前に電話で何が苦手か聞いてくれて、ペースを合わせてくれる。娘がこんなにリラックスした表情をするなんて」と喜んだ。

 松本さんは「子どもは何をしていてもかわいくて、笑顔を撮れた時が一番うれしい。親子が無理せず、心に残る写真を撮りたい」と話している。

 

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