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【群馬】

遺族が会議公開求める 群大病院手術死で追加要望書

群馬大病院へ提出した要望書の写しを掲げる遺族会の木村豊代表(右)。左は記者会見に同席する弁護士=前橋市で

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 前橋市の群馬大病院で肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術などを受けた患者が相次いで死亡した問題で、遺族会代表の二人が六日、六月に問題を受けて開かれた初回の医療推進委員会に出席した際、群大へ提出した要望書に追加する要望書を提出した。その後の協議で群大が委員会の会議を報道機関へ公開することに後ろ向きなため「公開を再度強く要望する」と記している。

 追加の要望書を提出後、県庁で記者会見した遺族と弁護士によると、弁護士と群大が七月に東京都内で協議したが、最初の要望書で求めた一般公開に群大は難色を示したという。

 このため、追加の要望書で「委員会の議論を目の当たりにし、同じ立場の遺族、患者その他一般の方々にも知ってもらう必要性を強く感じた」と指摘した。

 記者会見で、妹の小野里美早(みさ)さん=当時(25)=を奪われた市内の会社員、和孝さん(38)は「今回の問題で病院の閉鎖的な組織が明るみとなり、公開によって脱することになる。患者参加型の医療にしてほしい」と強調した。

 父の木村貞治さん=当時(80)=を亡くした市内の会社員、豊さん(49)は「他の遺族などに委員会の内容を説明しなければならない。問題を起こしたのだから、病院はオープンな組織を目指してほしい」と求めた。

 追加の要望書では新たに、病院長が委員長から受けた報告や提言に対する対応状況を公開し、委員会の正副委員長のうち一人を医療事故に遭った患者や家族らにすることも要請した。

 群大は追加の要望書について「ご遺族の皆さまと十分協議しながら対応したい」とのコメントを出した。 (菅原洋)

 

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