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【群馬】

町民不在で町政混迷 町長セクハラ問題 みなかみ町議会解散

町議会の解散後、記者会見する前田善成町長=みなかみ町役場で

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 団体職員の女性に対するセクハラ行為をめぐり、町議会で七月二十七日に不信任決議が可決されたみなかみ町の前田善成町長(50)は六日、町議会を解散した。前田町長は議会解散の理由について「後援会や支援者の方と話して選択した」と説明。議会解散により町政はさらに混迷を深めている。 (市川勘太郎)

 六日午前十一時ごろ役場に登庁した前田町長は同十一時半、小野章一前議長(67)に議会解散の通知書を手渡した。

 その後、会見した前田町長は自身のセクハラ疑惑について「警察の捜査が進めば、私の主張通りの結果が出てくるだろう」と語り、「町民に奉仕し、職務をまっとうする」と述べた。

 選挙に向けては、「みなかみ町を良くしようという意見に賛同してくれる候補者を探している段階」と話した。

 前田町長は会見中、終始落ち着いた様子だったが、記者から「議会を解散する大義はあるのか」という質問に対し、「不信任の争点はあくまでも廃棄物固形燃料(RDF)の問題だと思っている」と回答するなどちぐはぐな対応も目立った。

 一方、町議会の小野前議長は「本来は町長自らが責任を取るべきなのに、責任のない議会を解散するのは残念。議会解散権の乱用だ」と反発。「選挙後もこのままの体制でやるのはいかがなものか」と批判した。

 町議選は四十日以内に実施される。今年四月に町議選が行われており、約五カ月で再び選挙が実施されることになる。選挙後の議会で前田町長の不信任決議案が再び可決された場合、町長は失職し、今度は町長選が行われる可能性もある。同町総務課によると、町議選が行われた場合、人件費など約一千万円かかるという。

 

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