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【群馬】

東邦航空、昨年も事故 原因捜査のさなか

 墜落した県の防災ヘリ「はるな」の運航を委託されていた東邦航空(東京)は、昨年十一月にも上野村で自社のヘリが墜落、炎上して社員四人が死亡する事故を起こしている。

 県によると、二〇〇二年から同社に運航を委託し、前橋市の群馬ヘリポートに社員数人が所属。同社によると、墜落したヘリには機長と整備士が搭乗していたとみられる。

 上野村の事故は昨年十一月八日、ヘリが上野村役場から西へ約七百メートルの藤沢橋付近に墜落、炎上し、機長一人と整備士三人が亡くなった。

 国土交通省東京航空局は今年二月、同社に航空法に基づく事業改善命令を出し、機体のテールローター(後部回転翼)に付いていた部品の一部が破断した状態で事故現場で見つかり、整備規定に反して交換していなかったと指摘。事故原因は運輸安全委員会が調査中で、県警も捜査している。

 同社は事業改善命令を受け、社内の横断的な組織として、独立した専従社員が責任者を務める「安全管理部門」と、整備体制を強化する「統制室」を新設することを柱にした改善措置報告書を三月に同航空局へ提出したばかりだった。

 同社は一九六〇年に設立され、従業員は二百数十人。定期路線も運航し、空中撮影や地質資源の調査なども手掛け、県内の上空も随時飛行している。官公庁や報道機関などを取引先に年間約五十億円の売り上げがある。 

  (菅原洋)

 

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