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【群馬】

県立61学校にブロック塀 そのうち60校「安全性に問題」

 大阪府北部地震で学校のブロック塀が倒壊し女児が死亡した問題を受け、県教育委員会は21日、県立学校を調査した結果、ブロック塀のある61校のうち60校で安全性に問題があり、塀の全長は1万5841メートルに上るとする最終報告を公表した。60校全てで建築基準法上の不適合があり、県教委は改修や撤去などの対策に取り組む。 (石井宏昌)

 県教委は、学校職員の目視による調査結果を中間報告として七月中旬に発表。今回、県の建築技師らによるブロック塀内部や基礎部分の点検など詳細調査の結果を踏まえて修正した。

 それによると、県立の高校六十一校、中高一貫の中等教育学校一校、特別支援学校二十二校の計八十四校のうち、高校四十九校、中等教育学校一校、特別支援学校十一校の六十一校にブロック塀があり、塀の全長は一万六千六百七十七メートル。

 うち高校一校を除く六十校で、塀の高さや塀を支える控え壁などに建築基準法に不適合な箇所が確認された。塀に劣化や損傷が見つかった学校も五十三校あった。六十校全てで応急対策として、危険箇所に近寄れないような措置や近づかないよう注意喚起する対応をした。

 県教委管理課は安全対策について「基準の高さを超えているものや通学路に面している箇所、避難所に指定された学校など早急な対応が必要なものを優先して対策する」としている。

 学校のブロック塀だけでなく、小中学校の通学路にある民間所有の塀や建築物で安全性に問題がある場合、市町村教委に通学路の変更などを検討するよう通知。市など関係機関には建築基準法の観点から行政指導を要請している。

◆安中市有11施設 危険箇所と確認

 安中市は22日、ブロック塀がある学校以外の市有施設41施設のうち、11施設の14カ所について早急に対応が必要な危険箇所と確認したと発表した。近く対応方針を決定する。

 市は学校施設以外の市有施設のブロック塀を調査し、危険度を4段階で判定。11施設では触診によるぐらつきや損傷、控え壁の状態による倒壊の危険性が認められ、最も危険度が高く「早急な対策が必要」とした。市は本年度中に撤去などに着手する方針。 (大沢令)

 

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