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【群馬】

明治時代のピアノ使って 富岡製糸場でコンサート

演奏する渋川ナタリさん(左)と羽鳥美紗紀さん=富岡市の富岡製糸場東置繭所で

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 明治維新から百五十年と日仏友好百六十周年の記念コンサートが二十五日、富岡市の世界文化遺産「富岡製糸場」の東置繭所(ひがしおきまゆじょ)であった。製糸場の設立指導者でフランス人技師ポール・ブリュナと妻エミリが、一八七一(明治四)年の来日の際に持ち込んだとされる同型のアップライトピアノを使い、演奏した。

 ピアノは、一八七四(明治七)年のスタインウェイ社製。ブリュナ夫妻が実際に使ったピアノは、七六年の帰国前に、横浜で家具とともに競売に掛けたと記録が残っているものの、現在行方不明だ。

 コンサートでは、前橋市出身のピアノ奏者渋川ナタリさんと、玉村町出身のフルート奏者羽鳥美紗紀さんがサンサーンスの「ロマンス」やドビュッシーの「月の光」など六曲を披露。百七十人の観客は二人が奏でる優雅な調べに酔いしれていた。

 コンサートは富岡市主催でピアノプラザ群馬(高崎市)が企画運営を担当。同社の中森隆利社長(73)は「当時の雰囲気を味わってもらえる貴重な機会だ。他の世界遺産では経験できない。今後も定期的にこの場所で演奏会を開けたら」と話していた。 (市川勘太郎)

 

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