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【群馬】

犯罪被害者家族が講演 生徒が命の大切さ学ぶ 安中総合学園高

生徒に語りかけるように話す小佐々洌子さん=安中市で

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 安中市の県立安中総合学園高校で二十九日、犯罪被害者家族による講演会「命の大切さを学ぶ教室」が開かれ、約七百人の生徒が、犯罪被害者家族が置かれている現状などを学んだ。

 同教室は、被害者家族の体験を通して、被害者が受けた心の痛みや命の大切さ被害者支援の必要性を学んでもらおうと、県警犯罪被害者支援室と安中署が開いた。

 講演したのは「被害者支援センターとちぎ」で支援活動補助員として被害者支援の広報活動を行っている栃木県鹿沼市の小佐々洌子(きよこ)さん(70)。

 鹿沼市の市役所に勤務していた小佐々さんの夫は二〇〇一年、廃棄物行政をめぐり産業廃棄物業者らに拉致され、殺害された。

 小佐々さんの夫の遺体はいまだに発見されていない。

 夫を殺害した犯人が逮捕されるまでの一年三カ月、事件として扱わない警察の対応や家族三人で捜し続ける中で受けた誹謗(ひぼう)中傷などつらかった体験を語った。

 「夫はある日突然人の手によって命を奪われた。このつらい悲しみを決して他の人に味わってほしくない」と語った小佐々さん。生徒らも真剣なまなざしで小佐々さんを見つめ聞き入っていた。 (樋口聡)

 

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