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【群馬】

<志尾睦子のそふとフォーカス> (29)石の上にも三年

ステージでは地域ごとの紹介やショータイムがあり、終日賑やか

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 先週末の土曜日は秋葉原にいた。アキバ・スクエアで開催された第四回全国ふるさと甲子園に高崎フィルム・コミッションとして出展してきた。これは、ロケツーリズムの観点から実施されるふるさとPRイベントで、映画やテレビのロケ地紹介をしながら、ご当地グルメの販売を行い、来場者の投票で行きたい街ナンバーワンを選出するというものだ。

 高崎は高崎フィルム・コミッションと高崎観光協会と高崎財団の三団体共同出展で、第二回から参加している。初出展の時には右も左もわからぬ状態、加えてイベント自体が二年目ということもあり、主催者側も参加する側も手探り状態だった。

 そんな中でも、来場者が多くごった返した会場の活気はすごく熱くて、手応えがあった。

 できたばかりのイベントは、ある一定の形を持つまでに三年はかかる。主催者側の試行錯誤は、お客さまも含めた参加側のお試し期間でもあるので、どういう形に育っていくかは関わる人たちの意気込みにかかってくる。そうした意味でも初期段階から参加できるというのはとても楽しいものだ。

 今年で三度目の参加となるが、年々会場の動線も良くなり、進行スケジュールもスムーズになり、何より出展側も知恵をつけて各ブースが華やかに整然としてくるから気持ちがいい。全体がより良くなっていくのがわかる。

 自分たちの事だけを言えば正直なところ、初年度は三団体が共同で出展しているからこその戸惑いがあった。それぞれにイベント慣れしている団体だけにやり方やアプローチ方法が違うのである。

 観光協会スタイルがあり、財団方式があり、フィルム・コミッション流がある。個人的な性格を越えた、それぞれの団体のイロが自然と滲(にじ)み出るから面白い。回数を重ねるとそれが見事に融和していくから不思議だ。それぞれの良さをミックスした、ふるさと甲子園出場版のチーム体制が見えてきたのが今年。

 一年に一回でも三年には三年分の知恵と結晶が積み上がるものだと感心した夏の終わり。  (シネマテークたかさき総支配人)

会場内の高崎市のブース

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