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【群馬】

解散 みなかみ町議選告示 セクハラ問題 町長信任争点

 みなかみ町議選(九日投開票)は四日告示され、定数一八を大きく上回る過去最多の二十九人が立候補を届け出た。前田善成町長のセクハラ問題を巡り町議会が不信任決議を可決したことに対抗し、前田氏が町議会を解散したことに伴い実施される同町議選の争点は前田氏を信任するか否か。反前田派が多数を占めれば選挙後、前田氏は失職に追い込まれる可能性が高く、焦点は前田氏の支持、不支持派のいずれが過半数を得るかだ。 (市川勘太郎)

 合併により二〇〇五年に同町が誕生して以降の町議選の立候補者は一〇年二十二人、一四年二十一人、直近の今年四月二十人で今回の多さは際立つ。内訳は前職十六、元職三、新人十。不信任決議に賛成した前職十三人は全員出馬。一方、新人が一〇年の三人、一四年の四人、一八年四月の七人と比べて最多となったのは、前田氏が擁立を進めた影響とみられる。

 地方自治法によると、首長が不信任決議に対抗して議会を解散した場合、選挙後の議会に不信任決議案が再提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決される。首長はこの時点で失職し、五十日以内に町長選が行われる。一度目の不信任は四分の三以上の賛成がないと可決されないので、ハードルが低くなっている。

 町議選で反前田派が過半数を維持すれば、十八日の定例会に不信任決議案を再提出し、前田氏を失職に追い込む可能性は高い。

 だが、町選管によると、前田氏が失職しても法的には次の町長選に立候補できる。前田氏はセクハラ問題発覚後も一貫して町政を担う意欲を示してきたため、失職しても出直し町長選に出馬する可能性がある。

 前田氏を支持する農業男性(74)は「前田氏は町の負債を調べるなど頑張ってくれていた。これからも、もっと改革を進めてもらいたい」と、前田氏支持派の候補者に投票するという。

 一方で、無職男性(80)は「若さがあり信頼できると思い前田氏に投票したが、こんなことになるとは思わず後悔している。セクハラ問題は世間の関心も高いので、選挙後に議会でさらに厳しく追及してほしい」と強調した。

 午後四時半ごろに町役場に姿を現した前田氏は町長室に四十分ほど滞在。記者からの質問に「ノーコメント」とだけ話した。

 

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