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【群馬】

響け 打楽器の魅力 県ゆかりプロ奏者ら結成 GunmaPercussionSociety

コンテストの賞状を手にする中高生と記念撮影するGPSの堀川正彦さん(中央)=高崎市で

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 群馬県に縁のあるプロのパーカッション(打楽器)奏者らが、演奏活動や後進育成を通じて地元住民と音楽をつなぐためのグループ「Gunma Percussion Society」(GPS)を結成した。メンバーは国内外で活躍する腕利きの10人。近くNPO法人化し、拠点の高崎市からパーカッションの魅力を広く発信する。

 八月十九日、高崎市のホール。GPSが中高生向けに開催したスネアドラムのコンテストに集まった二十四人の視線をくぎ付けにしたのは、スイス・ベルン交響楽団契約団員の須長竜平さん(29)がスティックを振るう姿だ。

 「携帯やカメラで動画を撮っても構いませんよ」。練習の基本「基礎打ち」や演奏に必要な技法を次々と実演。スネアドラムのみでのミニコンサートも披露した。

 須長さんはGPSを発案した群馬交響楽団の奏者堀川正彦さん(52)の教え子。中学時代に怒られながら指導されたエピソードも明かしながら当時の練習方法や上達のこつを伝えた。希望者にGPSメンバーで実施した事前レッスンは過半数が受講。演奏が変わっていく中高生の姿に堀川さんは手応えを感じた。

 堀川さんがGPSを発案したのは、群馬を出た後になかなか戻る機会がないと嘆く教え子の姿を見たり、パーカッション奏者同士のつながりが薄いと感じたりしたのがきっかけ。共感した奏者たちはいずれも演奏だけでなく、後進育成に意欲的だった。

 プロのオーケストラでは要となるパーカッションも「始めたての中高生では指導者不足から魅力を知ることができず、練習も手探りなことが多い」と堀川さん。後進に楽しさを伝えていく場の一つとして計画したのがコンテストだ。

 GPSは今後、年数回ペースで他のパーカッションでもコンテストを開き、コンサートも企画していく予定。堀川さんは「群馬で打楽器を始め、演奏の場を持たせてもらった私たちが次の世代と地域にできることをしていけたら」。打音のリズムで群馬を盛り上げる。

 

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