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【群馬】

自民党総裁選 県内得票数 石破氏が安倍氏上回る

自民党県連で開票作業する党員ら=前橋市で

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 二十日投開票された自民党総裁選は、前橋市の党県連でも開票作業があり、県内では得票数は石破茂元幹事長が、当選した安倍晋三首相を上回った。

 一方で安倍首相が選挙期間中に、憲法九条に自衛隊の存在を明記する改憲の必要性を強調したため、県内の各野党からは改憲の動きが加速することに警戒感が出ている。

 自民党県連によると、県内の有権者は昨年十二月末に党員などの資格を持つ十八歳以上の二万三千四百六十七人。投票は主に郵送で受け付け、投票総数は一万四千六百七十八票で、投票率は62・55%だった。

 得票数は安倍首相が六千八百二票、石破元幹事長が七千八百四十七票。党県連の国会議員十人のうち、石破元幹事長に投票した小渕優子衆院議員を除く大半が安倍首相に入れたとみられる。選挙は国会議員票を一人一票の四百五票、全国の地方票は同数として換算して集計された。

 県内の得票数について、党県連の山本一太会長(参院議員)は「群馬の党員票で石破候補に競り負けたのは残念。これも党員の民意を反映した結果だ。今後の政権運営に生かしてほしい」とのコメントを出した。

 党県連関係者からは「小渕さんの支持者が石破さんに入れ、長期政権に対するバランス感覚も働いたのでは」との見方が出ている。

 安倍首相の当選に、立憲民主党県連合の堀越啓仁(けいにん)会長代行(衆院議員)は「安倍首相は改憲を早急なペースで進めるのではないか。西日本の豪雨や北海道の地震と災害が相次ぐ中、国会の議論は復興を優先させるべきだ」と主張する。

 国民民主党県総支部連合会の後藤克己幹事長(県議)は「総裁選の争点が改憲になり、その流れを警戒している。改憲には丁寧な議論が必要だ」と指摘した。

 共産党県委員会の小菅啓司委員長は「憲法九条を守るのは国民の大きな世論なのに、その思いに背を向け、危険な方向に進もうとしている」と批判した。 (菅原洋)

 

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