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【群馬】

御巣鷹の尾根、台風24号で土砂崩れ 倒壊の墓標40基を移設

犠牲者の墓標を建て直す関係者=上野村で(「8・12連絡会」提供)

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 一九八五年に乗員乗客五百二十人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」で、台風24号による暴風雨の影響で約四十基の墓標が倒される被害があった。犠牲者遺族らでつくる「8・12連絡会」の関係者と日本航空社員らが十日までに墓標を安全な場所に移設した。

 登山道を管理する黒沢完一さん(75)によると、墜落現場に向かう尾根中腹部分の「スゲノ沢」付近の斜面で土砂崩れが発生し、高さ約百メートル、幅約五十メートルにわたり木が倒れた。このため、被害のなかった南側二十〜三十メートルの地点に、巻き込まれた墓標四十基を移動させた。

 黒沢さんは「十二年間管理をしていて、これほど大きな自然災害は初めて」と話す。「移設したことで遺族の方がお参りできる環境は整えられた。墓標を元の位置に戻すのが理想的だが(今後の作業の)見通しははっきりしない」と話している。

 登山道は十一月十五日からは冬季閉鎖されるため、入山ができなくなる。 (市川勘太郎)

 

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