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【群馬】

「インドネシアを助けて」 地震被害のスラウェシ島出身生徒ら 集会で支援呼び掛け

募金を呼び掛けるイマム・ムフリさん(左上)らインドネシア人の生徒たち=前橋市で

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 死者2000人以上を出しているインドネシア・スラウェシ島で9月末に発生した地震で、同島出身の生徒6人が学ぶ日本語学校などの支援集会が10日、前橋市内で開かれた。中には自宅が全壊し、親類3人が行方不明の生徒もおり、悲痛な表情を浮かべながら寄付を呼び掛けた。 (菅原洋)

 「家族が送信した全壊となった自宅の画像を見て、言葉にならないほど悲しい。親類はまだ十歳ほどの女の子を残し、その家族三人が行方不明。インドネシアを助けてほしい」

 支援集会の終了後、本紙の取材に、生徒のイマム・ムフリさん(19)は言葉を絞り出すように語った。

 イマムさんは昨年十月に来日。地震で四十代の両親と六歳の妹は無事だったが、自宅が全壊したので避難生活をしている。行方不明の親類は四十歳前後の夫婦と、残された女の子の姉か妹に当たる娘だ。

 「現地は余震が続いており、避難している自分の家族が心配。親類が行方不明なのはショックで、一人残された女の子を思うと…」。イマムさんは言葉を詰まらせた。

 先月二十八日、マグニチュード(M)7・5の地震と津波が発生。インドネシア政府は行方不明者五千人以上、重傷者一万人以上、避難者七万四千人以上との見解を示している。

 支援集会は県内で各種学校を運営する学校法人「ニッポンアカデミー」の主催。学校法人では二十歳前後の外国人約千二百人が学び、このうちインドネシア人は二百八十四人いる。

 集会には生徒や教職員ら計約百五十人が参加し、被災地の惨状を映像で見た後、参加者全員で黙とうした。続いて、インターネット中継により、学校法人が協力している被災地にある大学の教員や学生に被災の状況を聞き取った。

 終了後、被災地出身の六人は募金箱を持ち、参加者から集めた。学校法人は今後、ホームページで寄付を呼び掛ける見通し。

 

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