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【群馬】

マンホールふた愛、爆発 前橋市の当選者に引き渡し「一緒に風呂に」

ふたを受け取って満面の笑みを見せる当選者の白浜公平さん。右下は専用のふた立て=前橋市で

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 前橋市が購入者を募った、不用になったマンホールのふた八枚が二十九日、抽選の結果、前橋市六供町の市水質浄化センターで当選者に引き渡された。東京の愛好家や家族で二枚当たった市民らが訪れ、直径六十センチ、重さ約四十キロのふたに触りながら満面の笑みを見せた。 (菅原洋)

 「自宅でふたと一緒に風呂に入り、丁寧に洗ってあげたい。しっかり乾燥させ、さび止めの油を塗り、廊下に展示するつもり」。マンホール愛好家で、東京都の会社員、白浜公平さん(41)は声を弾ませた。

 白浜さんは会社を休んでレンタカーで訪れ、ふたを運ぶ小型の車輪が付いた背負子(しょいこ)を持参。ふたの業者に譲ってもらった専用のふた立ても持ち込んだ。

 白浜さんが当たったのは古くて製造年が分からないふただが、白浜さんは縁の形状から昭和三十年代製との見方を示した。「非常に古くて希少性が高く、前橋の歴史を物語っている。シンプルなデザインもいい」と目を細めた。

 市内の自営業、篠原春美さん(53)は家族で二枚当選。昨年は家族五人で応募したが、全員外れ、今年は家族六人で申し込んだ。ふたは二人の娘が生まれた一九八六年製と八九年製を狙って応募し、見事当たった。篠原さんは喜びのあまり、引き渡し時刻の十五分前に到着。「去年は外れて悔しかっただけに、本当にうれしい。私が亡くなったら、形見分けの品に入れてもらいたいほど。庭に飾りたい」と興奮気味に話した。

 ふたの売却は市が昨年に全国の自治体で初めて企画し、価格は一枚三千円。今年はふた九枚と消火栓の購入者を募ったところ、県内外から八十五人が応募した。消火栓とふた一枚は後日引き渡される。

 

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