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【群馬】

早世の洋画家・松本竣介の息遣い感じて 愛用品72点展示 桐生の大川美術館

松本竣介の遺品を集めた展示コーナー=桐生市の大川美術館で

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 桐生市の大川美術館は、早世の洋画家松本竣介(一九一二〜四八年)の愛用した遺品を特設のコーナーで展示している。インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディング(CF)で展示費用を確保。書籍や陶磁器などが並び、生前の人となりが垣間見える企画になっている。来年六月十六日まで。 (池田知之)

 館内の十五畳の特設コーナーで公開されているのは、東京・新宿にあったアトリエなどで松本が使っていた七十二点。遺族が保管していた愛用のイーゼルや、パリで活躍した洋画家藤田嗣治の画集、デッサンに使った古いつぼなどが並ぶ。自身のアトリエに似せた展示で、松本の次男で建築家の松本莞(かん)さんが監修した。

 特設コーナーの設置費は入館料だけで賄うのが難しかったため、同館は、六〜七月にCFを実施。目標の五百万円を超す七百四十八万五千円を集めることができた。担当学芸員は「等身大の松本の息遣いを感じてもらえれば」と話している。

 また、同館では松本の没後七十年を記念し、来年十二月までに四つのテーマに分けて松本を紹介する展覧会も開催。第一期(十二月二日まで)の「アトリエの時間」では麻生三郎や鶴岡政男ら松本と交流のあった画家の作品も展示する。

 関連行事として、評論家の川本三郎さんと大川美術館の田中淳館長による対談が十日午後二時〜三時半にある。事前申し込みが必要。聴講は無料。

 入館料は一般千円、高校・大学生六百円、小中学生三百円。月曜休館で、月曜が祝日の場合は翌火曜日休館。問い合わせは同館=電0277(46)3300=へ。

 

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