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【群馬】

“美”“珍”“巧”ボタンの世界 800点を展示 太田市美術館・図書館

8日のワークショップで作るクリスマスボード=太田市美術館・図書館で

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 古来、衣服に使われるボタンの美しさや面白さに着目した「愛(め)でるボタン展〜アイリスのボタンづくり」(東京新聞前橋支局など後援)が東武太田駅前の太田市美術館・図書館で開かれている。紀元前から19世紀までのボタン約800点を展示。実用品のほか、芸術品や工芸品としても魅力あるさまざまなボタンが紹介されている。来年1月14日まで。入館無料。 (池田知之)

 展示品は、太田市に本社工場があり、シェア国内トップのボタンメーカー「アイリス」が運営する「ボタンの博物館」(東京・日本橋)の所蔵品の一部。

 十八世紀にイタリアで作られた「ミクロモザイク」はわずか直径二十三ミリの十八金の土台に、五百片の色ガラスを使って鳥や花を描いた超絶技巧のボタンだ。十八世紀末のフランス革命の勝利で解放された農民の姿を描いた七宝ボタン、一八六七年のパリ万博に出品された日本製の薩摩焼の美人画ボタン、十八世紀の象牙の板に描かれた風景の英国製のピクチャーボタンなど貴重な逸品が並んでいる。

 このほか、高崎市在住の芥川賞作家絲山秋子さんによるボタンを題材にした書き下ろしの短編をスライドで紹介するほか、太田市在住の写真家吉江淳(あつし)さんが撮影したアイリスのボタン製造工場のパネル写真も展示されている。

 担当学芸員は「展示を見てもらえれば、身近にあるボタンへの印象がきっと変わるはず」と来場を呼び掛けている。

 関連行事として、八日午後一〜四時の毎正時からの計四回、一階イベントスペースで、まな板にボタンなどを張り付けてクリスマスボードを作るワークショップを開く。定員は各回二十四人で、参加費三百円。予約不要。申し込みは直接会場へ。

 

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