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【群馬】

「どんどん焼き」8年ぶり復活 あす、高崎で小正月行事

どんどん焼きの小屋作りに取り組む子どもたち=高崎市倉渕町で

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 高崎市倉渕町の川浦地区で十四日、少子高齢化などで中断していた小正月行事の「どんどん焼き」が八年ぶりに復活する。市が昨年四月に山村留学施設「くらぶち英語村」を地区内に開設し、留学生の子どもたちや若いスタッフが増えたことから、施設の敷地内で協力して行うことになった。十二日には、住民や子どもたちら約九十人が準備をして交流を深めた。 (石井宏昌)

 どんどん焼きは小正月に行う火祭りの行事。同地区(町第七区)では竹やワラ、スギの葉で小屋を組み、正月飾りなどを置いて焼く。子どもたちは、その火で手作りの木刀を焦がして魔よけの「焼刀」を作ったり、米粉の団子「繭玉」を焼いて食べたりする。

 同地区は少子化が進み、二〇一一年三月に地区内の小学校が廃校。住民の高齢化も進んだことなどから、同年を最後に行事の実施を見送っていた。

 廃校跡に市が開設したのが英語村。全国から留学した小学生十五人、中学生六人が寄宿舎で外国人スタッフらと共同生活を送りながら、地域の行事や農業体験などに取り組んでいる。こうした交流の中、留学生と地元の住民や子どもたちが力を合わせて地域の伝統を継承しようと盛り上がった。

 十二日は、住民が長さ十メートルほどの竹を組み、ワラなどで覆って小屋を作った。子どもたちも住民に教わりながら熱心にお手伝い。焼刀用の木刀や団子作りにも取り組んだ。

 東京都練馬区の小学四年生、上田侑君(10)はなたを使って木刀作りに挑戦し「初めてで難しいけど、楽しい」とにっこり。小屋作りに取り組んだ神奈川県厚木市の小学三年生、仁平隼翔君(9つ)も「本番が楽しみ」と声を弾ませた。

 英語村の高橋秀郎村長は「伝統文化を直接体験できる貴重な機会」、町第七区の伊井光也区長は「子どもたちや地元のお年寄りが楽しんでくれた。これからも続けたい」と話した。

 

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